お墓探しをしている方や終活をしている方は、「永代供養」や「永代使用」という言葉をよく耳にすると思います。

どちらも似ていますが意味は大きく異なるため、お墓探しをする上ではそれぞれの意味や特徴をしっかりと理解しておきましょう。

本記事では、永代供養・永代使用それぞれの意味や違いと、永代供養墓・永代使用墓のメリット・デメリット、どんな方におすすめかを紹介します。

永代供養とは

永代供養(えいたいくよう)とは、お墓やご遺骨を霊園・寺院などの施設が永代に渡り管理してくれるしくみのことです。

永代供養墓という言葉がありますが、これは永代供養の仕組みがついているお墓のことで、施設により永代供養墓の形式は様々です。

永代使用とは

永代使用(えいたいしよう)とは、お墓を建てるのに必要な土地・区画を永代に渡り使用することです。

永代使用料や永代使用権という言葉がありますが、これらはお墓の土地を借りる料金(土地代)、その土地を使用する権利のことを指します。

永代供養と永代使用の2つの違い

永代供養・永代使用の意味や特徴は大きく異なりますが、ここでは大きな違いを2つ紹介します。

「永代」の期間の違い

永代供養墓では、契約時に「施設に◯年管理をしてもらい、その後合祀する」というように事前に契約をします。そのため、永代とは永遠にという意味ではなく、一定の契約期間を指します。

ほとんどの永代供養墓では、13回忌・33回忌といった節目まで個別のお墓で供養をしてもらい、期間を迎えると合祀されます。

一方、一般墓(永代使用墓)の永代使用期間は、そのお墓の継承者がいなくなり永代使用料(土地代)等が払われなくなるまでです。事前に継承者がいなくなった場合の契約(墓じまいや永代供養墓への移動)をしておかないと、自動的にその施設の合祀墓へと移されます。

かかる費用内訳の違い

永代供養では、契約期間分の土地代、施設によりお墓を管理してもらう維持管理料、ご遺骨ごとにかかる埋葬料が費用に含まれます。あらかじめお墓の使用年数を決める場合が多いので、総額を知ることが可能です。

一方永代使用では、毎年の土地代、お墓を建てる際の墓石代等が費用に含まれます。基本的には土地代が払われなくなることでお墓の継承者がいなくなったとみなされ、それまでは継続的に費用がかかります。

費用総額は、永代供養墓の方が安価であることがほとんどです。

永代供養がおすすめなのはこんな人

永代供養墓は、霊園や寺院などの施設により維持管理がされ、ご遺骨が供養されるため、継承者がいなくても借りることができます。単身の方や、ご家族が忙しくお墓参り・清掃ができない方におすすめです。

また、契約時にお墓に入る予定人数や年数を決めることでおおよその総額が分かる点も、計画が立てやすくおすすめです。一般墓ではお墓に入る年数分、お墓の管理者(継承者)が費用を負担し続ける必要があり、総額がいくらかかるかが分かりにくいです。それに比較し、契約時に総額費用を知ることができる永代供養はおすすめです。

永代使用がおすすめなのはこんな人

永代使用墓(一般墓)は、親族だけの個別のお墓に入りたい方におすすめです。継承者がいなくならないうちは、毎年の永代使用料(土地代)を払い続けることで親族の個別のお墓に入り続けることができます。

永代供養墓では一定契約期間を迎えると他のご遺骨と共に同じスペースに合祀されてしまうので、それを避けたい方は、一般墓を永代使用することをおすすめします。

また永代使用をする土地に建てた一般墓は、基本的に施設により清掃や供養が行われません。個人が借用している土地なので、お墓参りやお供えも土地の管理者(永代使用権を持つご家族)が行う必要があります。

ご自身やご家族の意向に合わせてお墓を選ぼう

永代供養とは、寺院・霊園により契約期間お墓を管理してもらうこと、永代使用とはご自身(ご家族)のお墓を建てた土地を使用することです。

お墓の仕組みや形式が大きく異なるので、「誰とお墓に入りたいか」「いつまでお墓に入りたいか」「どのようにお墓を管理するか」「お墓の費用をどう払うか」などの観点から、永代供養墓または永代使用墓(一般墓)を選択しましょう。