永代供養とは、お墓を寺院や霊園によって維持・管理・供養をしてもらえる仕組みのことです。

永代供養には、遺骨の埋葬方法や安置場所などが様々あり、細かく8つの種類に分けられます。それぞれの種類のメリット・デメリットも合わせて紹介するので参考にしてみてください!

寺院や霊園によって取り扱う永代供養墓の種類は異なるので、ご自身に合った埋葬方法を知ることは施設を選ぶポイントになることでしょう。

永代供養墓の種類は大きく3つ

永代供養墓の種類は大きく3つ

永代供養墓は、ご遺骨の埋葬・安置の仕方で大きく3つの型に分けることができます。

合祀型

合祀型の永代供養墓は、永代供養墓のなかで最も一般的な埋葬方法です。一つのお墓の中に複数のご遺骨を埋葬(合祀します。

メリットデメリット
永代供養墓の中でも費用が安い一度埋葬したら、返骨が不可能

他のご遺骨と一緒に埋葬しているため個別のお参りはできませんが、いつでも誰かがお参りにきてくれる嬉しさがあります。埋葬後に遺骨を取り出して分骨や改葬をすることはできません。

また、合祀墓のお墓は宗旨宗派問わず様々な方を受け入れている場合が多く、他の宗旨宗派の方に対する理解が必要です。

集合型

集合型の永代供養墓とは、骨壺を集めて安置し一定期間経ったら合祀する方法です。合祀墓との違いは、ご遺骨を骨壷に入れた状態で他の骨壷と同じ場所に安置するので、その間はご遺骨を取り出すことができるということです。

メリットデメリット
永代供養墓の中でも費用が安い一定期間骨壷で個別に安置してもらえる一定期間経ち合祀墓に埋葬したら、返骨が不可能

骨壺で安置してもらえる期間は3回忌、13回忌、33回忌など節目で決められていたり、申し込み時に契約したりと施設によって様々です。

個別型

個別型の永代供養墓は、従来のお墓同様に墓石のあるお墓や、個別の区画があるお墓です。一定期間が経つとご遺骨は合祀墓や集合墓に移されることがほとんどです。

集合墓では、骨壷にご遺骨が入れられた状態で他の骨壷と同じスペースに安置されますが、個別墓では、骨壷に入れられた状態で個別のスペース(個々のお墓)に安置されます

メリットデメリット
一定期間、個別のお墓で安置・供養してもらえるスペースがあるため、家族や夫婦、友人と共に入ることもできる・墓石代や個別供養の分、合祀型や集合型よりも費用がかかる
・一定期間経ち合祀墓に埋葬したら、返骨が不可能

永代供養の詳しい種類8つ 〜樹木葬、納骨堂など〜

永代供養の詳しい種類8つ

永代供養墓には、合祀型・集合型・個別型があると紹介しましたが、さらに8種類のお墓に分類されます。屋内・屋外による違いや、お墓の見た目や参拝方法などが様々です。

ロッカー型のお墓や樹木の下に埋葬するお墓、一般墓と同様に墓石のあるお墓などです。

ここでは、8種類のお墓の特徴やメリット・デメリットについて紹介します。

樹木葬型【合祀型】

樹木葬とは、樹木を目印としてその周辺にご遺骨を埋葬する方法です。最近は樹木に限らず草花に囲まれたエリアに「自然葬」として埋葬する方法もあります。自然の中に埋葬してもらえるということで注目されています。

ほとんどの樹木葬は、合祀型の永代供養墓と同様に、他のご遺骨と共に埋葬されます。しかし稀に、集合型と同様に骨壷に入れた状態で埋葬することもあります。

メリットデメリット
合祀型なので費用が安い自然に囲まれて眠ることができる合祀の場合、一度埋葬したら返骨が不可能

墳陵型【合祀型】

墳陵とは、前方後円型などの形にした大きい合祀墓で、屋外にあります。時代により形は異なりますが、現代も屋外の大きな合祀墓を墳陵型と呼ぶことがあります。

ご遺骨をそのまま埋葬する場合もあれば、骨壷に入れた状態で区画ごとに埋葬する場合もあります。

メリットデメリット
合祀型なので費用が安い合祀の場合、一度埋葬したら返骨が不可能

納骨塔型【合祀型・集合型】

納骨塔とは、石碑やモニュメントを目印とし、その下に複数のご遺骨を供養するお墓で、屋内外にあります。

納骨塔は、複数のご遺骨が合祀される場合と、骨壷に入れた状態で安置される場合があります。

メリットデメリット
合祀型の場合は費用が安い合祀の場合、一度埋葬したら返骨が不可能

位牌型【集合型】

位牌型とは、故人の戒名等が記された位牌が参拝スペースに並べられ、別の場所に複数の骨壷が安置されている形式です。位牌が並んだスペースは納骨堂と呼ばれることがあります。

お参りする際には、共通のスペースにて線香を上げたり、お供物をしたりします。

メリットデメリット
共同のスペースに骨壷が安置されるため、費用は安い他の故人の位牌があるスペースでお参りする必要がある

ロッカー型【集合型・個別型】

ロッカー型とは、ロッカーのような棚に位牌やご遺骨を安置する屋内のお墓です。石材やステンレス、木材など様々な素材で作られることがあります。

ロッカーは個別のスペースになっており、位牌のみをロッカーに入れて骨壷は共同スペースに安置される場合と、位牌・骨壷どちらもロッカーに入れられる場合があります。

メリットデメリット
個別のスペースに位牌(場合により骨壷も)を置くことができる個別にお参りができるロッカーの下方の段はお参りに適さないことがある

霊廟(仏壇)型【個別型】

霊廟(仏壇)型とは、個別の位牌やご遺骨の安置スペースがある屋内のお墓です。上下2段に分かれることが多く、上の段には位牌やお供物、下の段には骨壷を置くことができます。

合祀墓や集合墓と異なり個別の区画があるため、費用はその分高くなります。

メリットデメリット
個別のスペースに位牌・骨壷を置くことができるお供物が置きやすい個別にお参りができる個人の区画があるため、他の永代供養墓に比較して費用がかかる

自動搬送型【個別型】

自動搬送型は、機械式納骨壇などとも呼ばれる、機械を使用した屋内のお墓形式です。手続き(タブレット操作など)をすると、機械により位牌や骨壷が専用の参拝スペースまで運ばれます。

故人とお参りする方だけの空間で参拝ができるため、お参りを頻繁にしたい方におすすめの形式です。

メリットデメリット
個別のスペースで参拝できる都心などのアクセスが良い場所にあることが多い他の永代供養墓に比較して費用がかかる

墓石安置型【個別型】

墓石安置型とは、従来のお墓同様に墓石のあるお墓で、屋内外にあります

従来のお墓と異なる点は、墓石のある区画が使用できる期限があることです。13回忌、33回忌といった節目で合祀墓や集合墓にご遺骨が移されますが、それまでは墓石のあるお墓にご遺骨が安置され、施設の方により供養されます。

メリットデメリット
従来のお墓に近い見た目、形式のお墓である個別にお参りができる他の永代供養墓に比較して墓石代、年間管理料などの費用がかかる期限が来たら合祀されることがほとんどである

故人やご自身に合う種類の永代供養墓を選ぼう!

永代供養の形式は、合祀型・集合型・個別型に大きく分けることができ、さらに様々な種類(安置場所・方法など)に分けられます。

永代供養墓を選ぶ際には、費用だけでなく、ご遺骨の埋葬・安置方法や、参拝の仕方などを知った上で選ぶようにしましょう。

また、宗教宗派や寺院・霊園によっても扱う永代供養墓は異なります。下記の記事もぜひ永代供養墓選びの参考にしてみてください。