永代供養」とはその名前から永久的に供養をしてもらえると思いがちですが、そうではありません。本記事では、永代供養の期限の有無や、期限の長さ、期限後にどうなるのかについて紹介します。

永代供養とは?永代供養墓3つの型

永代供養とは、ご遺族や継承者に代わり、寺院・霊園がお墓やご遺骨の維持管理をしてくれる仕組みのことです。永代供養墓には墓石のあるお墓や樹木葬など様々な種類がありますが、大きく3つの型(個別型・集合型・合祀型)に分けられます。

合祀:法要等が終わり次第、ご遺骨をそのまま他のご遺骨と同じスペースに合葬します。
集合型:法要等が終わり次第、ご遺骨を骨壷に入れた状態で他のご遺骨と同じスペースに安置します。その後契約期間を迎えるとご遺骨は骨壷から出され合祀型のお墓で合葬されます。
個別型:法要等が終わり次第、ご遺骨を骨壷に入れた状態で墓石や納骨堂といった個別のスペースに安置されます。その後契約期間を迎えると合祀型のお墓で合葬されます。

このように、集合型・個別型の永代供養墓には、一定期間その場に安置される場合が多く、規約時に期間を決定する必要があります。

永代供養の期限とは?

先ほど紹介した永代供養墓のうち、集合型・個別型の永代供養墓には期限があります。期限とは、ご遺骨を個別(または集合)で安置したのち、埋葬するまでの期間を指します。

埋葬するまでの期間は、そのお墓に入る予定の最後の方が入ってから数えられる場合が多いです。一人で永代供養墓に入る場合は、その方が埋葬されてから数えられます。

永代供養墓の埋葬までの期限の長さはどのくらい?

永代供養の中でも、集合型・個別型の永代供養墓を利用する際には、埋葬するまでの個別(または骨壷に入れた状態)で安置する期間が設けられます。大抵は、最後の方が埋葬されてから3・5・10年といった長さから選ぶことができます。また、13年・33年という回忌で選べることもあります。

期限が過ぎた永代供養墓はどうなる?

集合型・個別型の永代供養墓では、契約時に決めた埋葬までの期限(13回忌、33回忌など)を過ぎてしまうと、それまでのように個別でご遺骨を供養してもらえなくなります。

以下では、集合型・個別型に分けて、期限後にどうなるのかを説明します。

個別型の永代供養墓なら、お墓が撤去されご遺骨は合祀される

個別型の永代供養墓には、墓石タイプや納骨堂タイプなどがあります。契約時に定めた期限を迎えると墓石は撤去され納骨堂は使用できなくなります

多くの場合には、期限を迎えていきなり合祀されるのではなく、骨壷に入った状態で施設にある集合墓等に移動されます。

その後、所定の期間が過ぎると骨壷からご遺骨が出された状態で、その施設にある合祀墓へと埋葬されます。それまで使用していた墓石や納骨壇等にある供花や供物は撤去しなければなりません。

(契約時に定めた期限を迎えた時点で、骨壷からご遺骨が出されてそのまま合祀墓へ合祀されることもあります。)

集合型の永代供養なら、骨壷から出され合祀される

集合型の場合、ご遺骨は骨壷から出され施設の合祀墓等に合祀されます。この時点で、故人のご遺骨を返してもらうことができなくなるので注意が必要です。

合祀型の永代供養には、「期限」がない

合祀型の永代供養墓は、最初からご遺骨をそのまま共同のスペースに合祀されています。そのため、一度埋葬したら移動させることはないので、期限という概念はありません。

永代供養墓の期限を把握して、型を選ぼう

永代供養は、お墓参りに行く時間のないご遺族の方にはとても便利な仕組みでおすすめです。しかし、永代供養墓には3つの型があり、それぞれ期限や埋葬のされ方が異なります。合祀墓へ合祀されてしまうとご遺骨は二度と手元に戻ってこないので注意が必要です

そのため、契約時に永代供養墓の期限はいつまでなのかを把握し、ご遺骨の全てを合祀されたくない場合には、ご遺骨の一部(ご遺灰)を自宅に持ち帰り、手元供養することをおすすめします。