仏壇を開くとその真ん中に祀られた位牌があります。

位牌に手を合わせてはいるものの「これってどういった働きをしているものになるの?」と思う方もいるのではないでしょうか?

今回は位牌について、位牌の種類3つと費用相場、位牌の”魂入れ”などについて紹介していきます。

位牌とは

位牌とは、故人の魂が祀られている依り代(よりしろ)のことを言います。つまり、故人の代わりとして供養する木札です。
位牌には故人の戒名(法名、法号)・没年月日・俗名・行年(享年)が記され、普段は家の仏壇や寺院の位壇に安置されています。

位牌の3つの種類

位牌は大きく分けると用途ごとで「白木位牌」「本位牌」「寺位牌」の3種類に分けられます。それぞれの違いと用途について紹介します。

白木位牌とは

葬儀を執り行う時から四十九日までに祀る位牌のことをいいます。仮の位牌なので仮位牌や野位牌とも呼ばれ、塗料などが塗られていない木札が特徴です。

葬儀後は中陰祭壇に安置されます。四十九日法要で魂抜き(開眼供養)にて役目が終わります。

お焚き上げを行うか、仏壇店に引き取ってもらいましょう。

本位牌とは

四十九日の忌明けしたら白木位牌から本位牌に置き替えられ、仏壇に祀ります。忌明けが過ぎて初めて成仏するともいわれているため、魂が成仏した証としての位牌になります。

塗位牌や唐木位牌とも呼ばれ、漆塗りのものや金箔が貼られているものなどデザインは様々です。四十九日法要に間に合うように遺族が用意しておかなければなりません。

寺位牌とは

菩提寺や本山に安置するための位牌です。寺位牌は必要に応じて準備する位牌で主に以下のような場合は寺位牌が必要になってきます。

・檀家で本位牌とは別に必要な場合
・自宅で位牌を安置できない場合
・永代供養希望の場合

自宅に安置する本位牌よりも少しサイズが大きいのが特徴です。

位牌の作成にかかる費用相場は?

白木位牌は住職が準備していただけますが、本位牌は遺族が準備しなければいけません。

本位牌は種類も様々で、合成漆位牌だと1万円前後からありますが本漆位牌だと4万〜10万円といったところが相場です。

そのほかにも唐木位牌で2万〜5万円、モダン位牌は素材・デザインにもよりますが、3万円くらいと種類や金額はそれぞれ違います。

位牌の戒名の入れ方は?

位牌の表面には戒名・没年月日を入れ、裏面には俗名・享年(行年)をいれます。住職が書いた白木の位牌の文字を正確に伝えましょう。

名入れの手法は2種類です。機械彫り文字は比較的早く整った文字を掘ることができます。一方、手書き文字は書いた後に乾かす時間が必要ですが、味わいのある文字を書いてもらえます。

位牌の魂入れとは?

魂入れとは、位牌に故人の魂を入れることです。「開眼供養」や「開眼法要」ともいわれています。四十九日法要の時には魂入れの儀式をし、白木位牌から本位牌に故人の魂を移します。

魂入れの儀式は自宅の位牌を設置している場所かお寺などで行い、儀式は寺にお願いして僧侶に読経を行ってもらいます。

四十九日のほかには位牌を買い換えた際にも魂入れは必要です。